泉鏡花記念金沢市民文学賞
鏡花文学賞とは
「泉鏡花文学賞」と「泉鏡花記念金沢市民文学賞」の2つの賞からなります。
鏡花文学賞条例 第1条より
- 幾多の文学者を輩出した本市の文化的伝統の継承発展を図り、市民の文化水準の向上に資するため、すぐれた文芸作品に対し、鏡花文学賞を贈与するを目的とする。
泉鏡花記念金沢市民文学賞とは
市民の文芸活動の一層の充実を図り、文芸を通じた豊かな市民文化の形成を期待して、泉鏡花文学賞と併せ設けられました。
応募方法
令和6年度(第52回)の対象作品及び応募方法は以下のとおりです。
詳細は、「作品募集パンフレット」(PDF)をご参照ください。
※令和6年度の募集は終了しました。
作者の要件
- 金沢市に現在居住している方
- 金沢市に過去に居住していた方
- 金沢市内に現在通勤・通学している方
- 金沢市内に過去に通勤・通学していた方
いずれも証明するものを添付してください
作品の要件
作品のジャンル
日本語による文芸作品
作品例
- 小説・戯曲・評論・随筆など散文型のもの
- 詩・短歌・俳句・川柳など短詩型のもの
学術論文・研究論文は除きます
作品の形態
- 原則、製本・出版されたもの(単行本や同人誌・雑誌等に掲載されたもの)
- ワープロ原稿の場合は、原則未発表作品のもの。この場合、以下の形式で作成すること。また、受賞した際には製本したものを5部提出すること。
- 電子書籍の場合は、ワープロ原稿の形式にして提出すること。
ワープロ原稿の書式
手書きは受け付けておりません。
散文型の作品
- 原稿用紙は使わずに、横長A4サイズの用紙に縦書きで、
- 1ページ40字×30行、文字サイズ10〜12ポイント程度で、
- 10枚以上100枚以下を目安とします。
短詩型の作品
- 詩は5編以上、短歌・俳句等は30首(句)以上を目安とします。
- いずれの場合も、原稿を6部(他薦の場合は1部)提出してください。
- 作品名及び作者名を記載した表紙(厚紙)を付け、紐綴じとし、本文の下部にページ番号を付けてください。
出版・制作日
令和5年8月1日から令和6年7月31日までに刊行または制作されたもの
その他
- 雑誌等に連載中の作品は完結時に一編の作品として対象にします。
- 故人の作品、既に授賞された方の作品、選考委員(委員の任期中)の作品は対象としません。
- 他への二重投稿は不可とします。
- 作者・作品の要件に対する虚偽の事実や、違反があった場合には、授賞を取消しする場合があります。
応募方法
- 自薦、他薦は問いません。
- 応募作品用紙に必要事項を記入の上、作品とともに以下の応募先に送付してください。
- 応募作品を6部(他薦の場合は1部)提出するとともに、上記の作者要件を証するものを添付してください。
- 応募作品は原則返却いたしませんが、返却を希望する場合は、応募作品用紙に明記してください。
受付締め切り
令和6年7月31日(水)(郵送の場合、当日消印有効)
※令和6年度の募集は終了しました。
応募・問い合わせ先
〒920-8577 金沢市広坂1丁目1番1号
金沢市文化スポーツ局文化政策課「市民文学賞」係
TEL:076-220-2442(平日9:00~17:45)
FAX:076-220-2069
MAIL:bunshin@city.kanazawa.lg.jp
発表・表彰など
- 授賞作品の発表については、令和6年10月に記者発表を行う予定です。
- 受賞者には、正賞「八稜鏡」及び副賞(賞金30万円)を贈呈します。
- 授賞式は、令和6年11月に泉鏡花文学賞の授賞式と併せて行います。
これまでの受賞作品
回 | 年度 | 作品名 | 作者名 |
---|---|---|---|
1 | 昭和48 | 能登のお池づくり | かつお きんや |
加能女人系(下) | 加能女人系取材班 | ||
2 | 昭和49 | 城下 ―安政飢民抄― | 西 敏明 |
3 | 昭和50 | 奪われるもの | 水芦 光子 |
4 | 昭和51 | 暗くて長い穴の中 | 荒川 義清 |
北陸の風土と文学 日本海のロマン |
藤本 徳明 | ||
5 | 昭和52 | 派兵 第3部 雪と吹雪と 派兵 第4部 凍土の孤影 |
高橋 治 |
6 | 昭和53 | 長町ひるさがり | 大戸 宏 |
冬の梢 岩田記未子歌集 | 岩田 記未子 | ||
7 | 昭和54 | 季節の詩 | 万足 卓 |
能登・人に知られぬ日本の辺境 | 宮崎 正明・訳 (パーシヴァル・ローエル・著) |
||
8 | 昭和55 | 三面鏡 | 黒田櫻の園 |
江馬細香-化政期の女流詩人 | 門 玲子 | ||
9 | 昭和56 | 歌集 惜春鳥 | 津川 洋三 |
犀川べりで | 和沢 昌治 | ||
10 | 昭和57 | 尾てい骨 | 熊谷 宗秀 |
詩集 職人の道具の詩 | 小笠原 啓介 | ||
11 | 昭和58 | 幻想の病理 泉鏡花の世界 | 吉村 博任 |
女の心仕事 暮らし12か月 | 千代 芳子 | ||
12 | 昭和59 | 俳句自画像 | 中西 舗土 |
山口記を歩く | 国本 昭二 | ||
13 | 昭和60 | 大連物語 | 浅野 幾代 |
歌集 石の花 | 安達 龍雄 | ||
14 | 昭和61 | 詩篇 える | 堀内 助三郎 |
死よ何というつらさ | 内村 晋 | ||
15 | 昭和62 | 時光 梶井重雄歌集 | 梶井 重雄 |
森美禰歌集 微微少少 | 森 美禰 | ||
16 | 昭和63 | かがやく山のひみつ | いいだ よしこ |
17 | 平成元 | 草の碑 満蒙開拓団・棄てられた民の記録 | 藤田 繁 |
句集 瑤珞 | 中山 純子 | ||
18 | 平成2 | 川柳句集 浅野川 | 奥 美瓜露 |
花落ちて未だ掃かず | 坂野 雄一 | ||
19 | 平成3 | 七百二十日のひぐらし | 木倉屋 銈造 |
紙の真鯉 | 井上 雪 | ||
20 | 平成4 | 枇杷の葉の下 | 寺本 まち子 |
歴史を刻む音 | 大森 定嗣 | ||
21 | 平成5 | 歌集 曙橋まで | 三井 ゆき |
22 | 平成6 | 参勤交代道中記 加賀藩史料を読む | 忠田 敏男 |
句集 花菜 | 小西 久子 | ||
23 | 平成7 | オーズボン紀行 | 今井 一良 |
はるかなる黒河の流れ | 大坪 重幸 | ||
24 | 平成8 | 五月の晴れた日のように | 上野 祥子 |
句集 時雨虹 | 本岡 歌子 | ||
25 | 平成9 | 松田章一戯曲集 和菓子屋包匠 他 | 松田 章一 |
幻の琴師 | 麻井 紅仁子 | ||
26 | 平成10 | 芭蕉・北陸道を行く | 密田 靖夫 |
句集 雪安居 | 市堀 玉宗 | ||
27 | 平成11 | 反戦川柳作家 鶴彬 | 深井 一郎 |
28 | 平成12 | 青の暦一九七〇 | 山下 渉登 |
歌集 銀桃 | 喜多 昭夫 | ||
29 | 平成13 | 短編小説集 波うちよせる家 | 遠矢 徹彦 |
青年医学徒の沖縄戦回想記 | 遠藤 幸三 | ||
30 | 平成14 | 銀杏坂 | 松尾 由美 |
銭屋五兵衛と北前船の時代 | 木越 隆三 | ||
31 | 平成15 | 句集 桐の花 | 高島 筍雄 |
32 | 平成16 | 寺島蔵人と加賀藩政-化政天保期の百万石群像- | 長山 直治 |
中村薺詩集 を | 中村 薺 | ||
33 | 平成17 | 卯辰 | 寺本 親平 |
コクトー、1936年の日本を歩く | 西川 正也 | ||
34 | 平成18 | かざりや清次 | 剣町 柳一郎 |
詩集「羅針盤」 | 四方 健二 | ||
35 | 平成19 | 短編童話集3 「飛べ、紙の鳥」 | 西村 彼呂子 |
キリシタンの記憶 | 木越 邦子 | ||
36 | 平成20 | 無愛想なアイドル | 杉本 りえ |
前田慶寧と幕末維新 最後の加賀藩主の「正義」 | 徳田 寿秋 | ||
37 | 平成21 | 中世加賀「希有事也」の光景 | 中橋 大通 |
38 | 平成22 | 歌集 薔薇図譜 | 三井 修 |
39 | 平成23 | 長塚節「土」 -鈴木大拙から読む | 安田 速正 |
ホスピスが美術館になる日 -ケアの時代とアートの未来- | 横川 善正 | ||
40 | 平成24 | 手をつなげば、あたたかい。 | 山元 加津子 |
句集 晴天 | 泉 紫像 | ||
41 | 平成25 | 百年のあとさき 「米澤弘安日記」の金沢 | 砺波 和年 |
歌集 海光 | 国見 朝子 | ||
42 | 平成26 | 泉 鏡花 逝きし人の面影に | 小林 弘子 |
中藤久子歌集「百年のひかり」 | 中藤 久子 | ||
43 | 平成27 | 能登の夕凪 | 藤川 六十一 |
中谷泰士詩集 桜に偲ぶ | 中谷 泰士 | ||
44 | 平成28 | 歌集 ぽんの不思議の | 小島 熱子 |
久泉迪雄歌集 季をわたる | 久泉 迪雄 | ||
45 | 平成29 | ニキチ | 紫藤 幹子 |
ダイヤモンドな日々を | 皆川 有子 | ||
46 | 平成30 | 出会わねばならなかった、ただひとりの人 | 井崎 外枝子 |
新田泰久詩集 夢の祈り | 新田 泰久 | ||
47 | 令和元 | 絵とエッセイ | 岩田 崇 |
瑠璃ノムコウ | 河畑 孝夫 | ||
48 | 令和2 | ゆきあかり | 栂 満智子 |
網野草太郎 フラグメンツ | 松下 卓 | ||
49 | 令和3 | サークル長屋とルーインズ | 烏丸 健三 |
中野徹詩集 雲のかたち | 中野 徹 | ||
50 | 令和4 | こおりとうふ | 藪下 悦子 |
姫ヶ生水 | 松村 昌子 | ||
51 | 令和5 | しずり雪 | 小網 春美 |
鳳笙 | 中川 すなを |
金沢市文化スポーツ局
文化政策課
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