ア　清浄な水及び湯を供給できる設備を有すること。

イ　適当な広さの脱衣室を付設すること。

ウ　排水に支障のない構造とすること。

エ　濾ろ過器等を使用して浴槽内の湯水(以下「浴槽水」という。)を循環濾過させる場合は、次によること。

(ア)　濾過器は、1時間当たり浴槽の容量以上の濾過能力を有すること。

(イ)　濾過器の濾材は、洗浄又は交換及び消毒が容易にできるものであること。

(ウ)　集毛器は、浴槽水が濾過器に入る前の位置に設けること。

(エ)　浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤等の注入口は、浴槽水が濾過器内に入る直前に設置すること。

オ　循環させた浴槽水を、打たせ湯、シャワー等に再利用しない構造であること。

カ　配管内の浴槽水が完全に排水できるような構造であること。

キ　気泡発生装置、ジェット噴射装置等微小な水粒を発生させる設備(以下「気泡発生装置等」という。)を設ける場合は、点検、清掃及び排水を容易に行うことができ、空気取入口から土ぼこりが入らないような構造であること。

ク　水位計配管は、配管内の洗浄及び消毒ができる構造であること。

ケ　調節箱(洗い場の湯栓やシャワーに送る湯の温度を調節するための水槽をいう。以下同じ。)を設ける場合は、点検、清掃及び消毒ができる構造であること。

コ　貯湯槽を設ける場合は、次によること。

(ア)　貯湯槽は、内部の湯水の温度を通常の使用状態において摂氏60度以上に保ち、かつ、最大使用時においても摂氏55度以上に保つ能力を有する加温装置を備えること。ただし、内部の湯水を消毒する設備を設ける場合は、この限りでない。

(イ)　内部の湯水を完全に排水できる構造であること。

サ　屋外の浴槽水と屋内の浴槽水とが、配管等を通じて混じり合わない構造であること。

ア　防虫及び防臭の設備並びに流水式の手洗設備を有すること。

イ　水洗式でない便所にあっては、便器の開口部を除き密閉できる構造とし、かつ、調理場及び井戸と適当な距離を有すること。

ア　寝具類の収容設備を有すること。

イ　客室の定員数以上の寝具類を有すること。

ア　宿泊者の需要を十分に満たすことができる給水能力を有すること。

イ　外部から汚染されない構造であること。

(ア)　営業者の氏名(法人にあっては、名称及び代表者の氏名)

(イ)　管理者の連絡先

(ウ)　施設の名称

(エ)　施設外玄関帳場を設置した場合にあっては、当該施設外玄関帳場の所在地及び連絡先

ア　管理者不在簡易宿所の名称

イ　施設外玄関帳場である旨

ア　換気のために設けられた開口部は、常に開放しておくこと。

イ　機械換気設備又は空気調和設備を有する場合は、十分な運転を行うとともに、定期的に保守点検を行うこと。

ア　布団、枕及び毛布は、原則として敷布又はシーツ、布団カバー、枕カバー、包布等(以下「敷布等」という。)で適切に覆うこと。

イ　寝衣、敷布等、直接人に接触するものは、宿泊者1人ごとに洗濯したものと取り替えること。

ウ　寝具類は、適切に洗濯、管理等を行うこと。

ア　客室に設けられた浴室の浴槽水については客室の使用ごとに、宿泊者が共同して利用する浴室の浴槽水については毎日、完全に換水するとともに、その都度浴槽を清掃すること。ただし、濾過器等を使用して浴槽水を循環濾過させる場合にあっては、1週間に1回以上完全に換水するとともに、その都度浴槽を清掃すること。

イ　浴槽水(客室に設けられた浴室の浴槽水で、使用の都度換水するものを除く。ウからオまでにおいて同じ。)及び上がり湯の温度は、常に適温に保つこと。

ウ　浴槽水は、常に満ちているようにすること。

エ　浴槽水の消毒は、市長が別に定めるところにより行うこと。

オ　浴槽水は、1年に1回(連日使用している浴槽水にあっては、1年に2回)以上水質検査を行うとともに、当該水質検査の結果が市長が別に定める水質基準に適合しなかったときは、直ちに、その旨を市長に報告すること。

カ　濾過器は、1週間に1回以上十分に洗浄して汚れを排出すること。

キ　濾過器及び循環配管(湯水を浴槽と濾過器等との間で循環させるための配管をいう。)は、1週間に1回以上高濃度の塩素その他の適切な薬剤により消毒するとともに、1年に1回程度は適切な方法により生物膜を除去すること。

ク　集毛器の内部は、毎日清掃すること。

ケ　浴槽水の消毒装置の維持管理を適切に行うこと。

コ　浴槽からあふれ出た湯水を再利用するため一時的に貯めておく水槽(以下「回収槽」という。)の湯水を浴用に供しないこと。ただし、これにより難い場合にあっては、回収槽の内部の清掃及び消毒を頻繁に行うとともに、レジオネラ属菌が繁殖しないように、別途、回収槽の水を塩素消毒すること。

サ　浴槽に気泡発生装置等を設ける場合は、次によること。

(ア)　連日使用する浴槽水を使用しないこと。ただし、適切な衛生措置を行うときは、この限りでない。

(イ)　気泡発生装置等の内部に生物膜が形成されないよう清掃及び消毒を行うなど、適切に管理すること。

(ウ)　浴槽水に浴用剤を加えないこと。

シ　水位計配管は、内部に生物膜が形成されないよう消毒すること。

ス　貯湯槽を設ける場合は、次によること。

(ア)　貯湯槽内の湯水の温度を通常の使用状態において摂氏60度以上に保ち、かつ、最大使用時においても摂氏55度以上に保つこと。ただし、これにより難い場合にあっては、貯湯槽内の湯水を消毒すること。

(イ)　貯湯槽内の生物膜の状況を監視するとともに、必要に応じて清掃及び消毒を行うこと。

セ　調節箱を設ける場合は、内部の生物膜の状況を監視するとともに、必要に応じて清掃及び消毒を行うこと。

ソ　浴室のシャワー設備は、内部の水が置き換わるよう定期的に通水し、清掃及び消毒を行うなど、適切に管理すること。

タ　屋外に浴槽を設ける場合は、浴槽に植栽等の土が入り込まないよう注意するなど、適切に管理すること。

チ　脱衣室等の入浴者の見やすい場所に、浴槽内に入る前には身体を洗うこと等、公衆衛生に害を及ぼすおそれのある行為をしない旨を表示すること。

ツ　浴室には、使用済みのかみそり等を廃棄するための容器を備えること。

ア　手洗設備には、十分な水又は湯を供給すること。

イ　手拭い等を備え付ける場合は、清潔なものとし、1客ごとに取り替えること。

ア　客室には、くず入れを備えること。

イ　客室、食堂、調理場及び便所その他必要な箇所において、ねずみ、昆虫等の発生を認めたときは、直ちに駆除作業を行うこと。

ウ　宿泊者が伝染性の病気にかかっていることが明らかになったとき又はその疑いがあるときは、その使用した客室、寝具類及び器具類を完全に消毒した後に使用すること。